お手入れはスチームアイロン1本で。クリーニングは「たまに」
 

スーツは1日着ているだけでも、汗を吸い、ホコリが付着し、
目には見えないダメージを溜めています

きちんと手入れをせずに着用を続けていると、段々生地にハリが無くなってきたり、
シワができるだけでなく、スーツの寿命を縮める事にも繋がります

ただ、 「スーツ 手入れ」でネット検索すると、スーツ専門店などが様々なメンテナンス方法を紹介していますが、
「ポケットの物を全て出し、ブラシをかけ、霧吹きを使い、アイロンをあてて・・・」と、
 
 

正直、サラリーマンに毎日そこまでやっている時間も気力もありません

ここでは、管理人が実際に10年以上実践しているお手軽手入れ方法について紹介します。
既に8年くらい着ているスーツもありますが、スーツのコンディションはとても良好です。

一言で言うと、「1日スーツを着たら、3分でスチームアイロンでシワを伸ばす」だけです。

スーツをハンガーに掛けたままスチームアイロンをあてるだけで
大抵のシワは伸びますし、簡単な汚れも落とせます。


 

ただし、前提として以下の基本的は5つの点は守って下さい。
 

1)最低2着はスーツを持って、1日着たスーツは休ませる
 

2)普段収納しておく時、ジャケットは専用のハンガーに掛ける

 ●ジャケット用のハンガーとは?
 ・ジャケットにフィットする厚みがある
 ・肩のラインに沿う様にカーブしている
 ・木製ならば尚良し(吸湿性に優れるため)

パンツも専用ハンガーに掛ければベストですが、
普通のハンガーでも問題ありません。 

  
 

3)普段か出来るだけポケットには物を入れない

サラリーマンだと、ジャケットの胸ポケットに名刺入れとスマホ、
腰ポケットにハンカチ、パンツの脇ポケットにもう1台のスマホ、と
色々と入れて仕事をしている方も多いと思います。

スーツを傷めないためには、出来るだけ物は入れない様にしましょう。
家に帰ってスーツを脱ぐ時には全てポケットから出します

スーツの腰ポケットのハンカチくらいはOKです。
スチームアイロンを掛ける際も、ハンカチは出さなくても問題ありません。
 

4)クローゼットには除湿剤 & 乾燥剤を入れる

スーツの収納場所にはカビ防止のための除湿剤と、
虫食い防止のための防虫剤を置いておきましょう。

種類はたくさんあるので、収納場所のサイズ等に合わせた物を置いておきます。
 

5)クリーニングは1シーズンに1-2回が目安

職種によって大きく変わりますが、
基本的に、スーツを頻繁にクリーニングに出す必要はありません。

頻繁にクリーニングに出すと、生地を傷める原因となる可能性があります。
よほど汗をかく外回りの方や、出張でシワが増えた時以外は、1シーズンに1-2回で十分です。

もちろん汚れがついてしまった場合や、大切な商談がある前などはクリーニングに出しておきましょう。

また、クリーニングについては以下の点に気を付けて下さい。

 ・クリーニングから返される際に被されているビニールの袋は外して下さい
  通気性が悪いため、カビ等の原因になります。

  暫く着ない予定のスーツは不織布のガーメントバッグに入れて保管します。
  (スーツを買った時にもらえるバッグを取っておきましょう)
 
 ・ジャケットとパンツは必ず一緒にクリーニングに出しましょう。
   色合いに違いが出てしまう可能性があります。
 

これらの点を守っておけば、日頃の手入れは
スチームアイロンでの簡単なシワ伸ばしだけで問題ありません

スチームアイロンの掛け方は下の動画の様なイメージですが、
個人的には直接スーツに当てても大丈夫なブラシ付きのタイプがおススメです。