海外在住者がスーツを購入する方法 – 3)イタリアの仕立て屋にフルオーダーの注文をした話 ④その後のお話
前の記事(海外在住者がスーツを購入する方法4つ)からの続きです。
3) 別の国の仕立て屋に注文する ④その後のお話
イタリア(ミラノ)の仕立て屋、井上勇樹さんにフルオーダーのスーツを仕立てていただいた時の話。
①注文編、②仮縫い編、③納品編の続きです。
井上さんホームページ http://www.sartoriayukiinouemilano.com/index.html
いただいたフルオーダーのスーツを実際に暫く着用してから、気になって井上さんに相談したのが以下の3点です。
1) ベルトの位置が高い(おへその辺りになる)
2) パンツの脇ポケットが少し大きい
3) ウエストが少し緩く感じる
1,2については、井上さんのハウススタイルのため、元々そういう仕様との事でした。
3と、一応2に関して、次に井上さんがシンガポールに来た時に見ていただき、必要に応じて直しをお願いしようと思っていました・・・が、
そこで新型コロナウイルスの影響が直撃
直していただくどころか、見ていただく事も出来ず。
結局、3のウエストの緩さだけ早めに何とかしたかったため、シンガポールのローカルの直し屋に持ち込んで直しを依頼。
直しを依頼する前には井上さんに相談し、ローカルの店に持ち込む事について了承をもらいました。
(下手に手が加わると、今後井上さん本人が直しをしにくくなるため)
井上さんから「ウエスト全体の詰めを2センチまでにして、中にある縫い代もなるべくカットしない様に指示して下さい」と依頼があったため、お店にそのまま伝えて直しを依頼。
今は直しが終わったパンツを快適に履いています。
ちなみに、通常は井上さんがシンガポールに来た時に直接見て、場合によっては滞在中に、場合によってはイタリアへ持って帰ってから直しをしてくれるそうです。
(後者の場合、スーツは郵送で受け渡しします)
また機会があれば井上さんを含め、海外で活躍する日本人テーラーの方にオーダーをお願いしてみたいと考えています。
次からは、リアルタイムで進行中の「日本のスーツ屋にオンラインでスーツをオーダーする」をまとめていきたいと思います。