「格好良いスーツ姿」をイメージしよう
誰しも、少年時代には好きなスポーツ選手や漫画の真似をしたり、
ファッション誌を見て憧れの人に近付こうと努力したことがあると思います。
ここでは、「こういう格好良い着こなしをしたい!」と思わせてくれる様な、
「格好良いスーツ姿」が出てくる映画を紹介します。
完全に管理人の趣味に偏っていますが、
騙されたと思って一回観てみて下さい。
1)キングスマン(Kingsman: The Secret Service、2014年)
コリン・ファース主演のスパイ映画です。あらすじはこちら。
コメディの要素も多いので気楽に観れます。
主人公のエグジー(タロン・エガートン)がコリン・ファース演じるハリーから
手ほどきを受け、一流のスパイになっていく成長物語でもあります。
その途中でスーツを仕立てたり、カクテルの頼み方を覚えたりして
エグジーが一人前に育っていくわけですが、そんな事はさておき、
コリン・ファースがとにかく格好良いです。
イギリス風のスーツの着こなしが抜群に似合います。
映画を観終わった後に、イギリス紳士ぶって
「Manners maketh man」と言いたくなるのは間違いないです。
映画の中で出てくる仕立て屋(兼スパイのアジト)の「Kingsman」のモデルおよび撮影地は、
名門高級テーラーが集まる事で有名なイギリスのサヴィル・ロウにある「Huntsman」です。
タイアップと、実際にHuntsmanが衣装を提供した事が話題になりました。
ちなみに、続編の「キングスマン ゴールデンサークル」も出ていますが、
個人的には1を観れば続編の「ゴールデンサークル」は観なくても良いと思います。
2)マイ・インターン(The Intern、2015年)
アン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロ主演のコメディ映画です。あらすじはこちら。
アン・ハサウェイ演じる若手社長の元にインターンとして入ってきたロバート・デ・ニーロが、
その「古き良き」仕事への姿勢と周囲への振る舞いで、徐々に周りを変えていくというお話です。
ロバート・デ・ニーロが渋く、「格好良い歳の取り方」を体現しています。
スーツの着こなしはアメリカ風のクラシックなスタイルですね。
作中でも、最初はカジュアルな格好だった同僚がロバート・デ・ニーロに影響されて
段々変わっていく様子が描かれていますが、最近の若い社員に聞いてほしい名言もいっぱいです。
観た後には、「明日からちゃんとハンカチを持ち歩こう、女性のために」と思わせてくれます。
3)リミットレス(Limitless、2011年)
ブラッドリー・クーパー主演のサスペンス系映画です。あらすじはこちら。
うだつの上がらない主人公が、脳の機能を100%発揮させるドラッグを手に入れた事により
人生が大きく変わるが、実は薬には問題があり・・・、というのが大まかな物語です。
特にスーツについては作中でも触れられませんが、
ブラッドリー・クーパーのスーツ姿が際立ちます。
主にシンプルな柄のスーツやネクタイが使われ、ノータイの姿も多く、
「オフィスでの仕事着」としてのスーツが格好良く映ります。
役者の元の素材が良い事も大きいですが、派手な装いをしなくとも、
サイズとコーディネートが合っていれば、シンプルなスーツ姿でも十分である事を教えてくれます。
また、この映画にもロバート・デ・ニーロが出ていますが、こちらでは
ストライプのスーツや黄色のネクタイで攻撃的な印象を与えています。
上の「マイ・インターン」と併せて観ると、
どの様に役柄に合わせて衣装が決められているかよく分かります。