「格好良くスーツを着る」という点において、高級ブランドや派手なデザインは必要ありません。
「自分に合うスーツ」を選ぶ際、一番大切な要素は「サイズ」です。

詳細は別ページにて説明する予定ですが、ここでは量販店やブランドショップで「既製服」を買う際に知るべき基本について説明します。

オーダースーツについては、「スーツを作る」の項目をご参照下さい。

日本ではJIS(Japanese Industrial Standards:日本産業規格)に基づくサイズ表記が主に使われています。

当サイズ表記は、以下の2つの要素から出来ています。

  ① チェストとウエストの差(体型区分):J、YA、BB等のアルファベットで表されます。
  → 要するに、細身か太目かの体系の違いです。

  ② 身長(身長区分):2…4…9といった数字で表記されます。

 

 

上記2つの要素をまとめると、以下のイメージとなります。

(ブランドによって、案内が若干異なります)

 

 

サンプル

既製品の場合、人によっては「自分の体型に合っている」スーツを見付けるのが難しい事もあります。
(肩幅が広い逆三角体型、お尻が大きい等)

「肩幅に合わせるとウエストが緩い、でも、ウエストに合わせると肩幅が狭い」というような場合もあるかと思います。
個人的には、それぞれ以下の点を重視してサイズを選ぶと良いと考えています。

  ジャケット: 肩

  パンツ: ヒップ、股上

この2か所は構造上、修正がし難い部分です。
また、着心地や見た目が大きく左右されるポイントでもあります。

ジャケットでの首回りや胴囲、パンツのウエストや股下などは比較的容易に直しが可能です。
ただし、どの部位であっても見た目や着心地に大きな違和感がある際には、やめておきましょう。