海外在住者がスーツを購入する方法 – 2)日本に帰った時にお店で作る・仕立てる
前の記事(海外在住者がスーツを購入する方法4つ)からの続きです。
2) 日本のお店で作る・仕立てる
実は、まだ海外に移住してから日本でスーツを購入していません。
というか、色々と検討した結果、現実的に難しいという理由で断念しました。
本来であれば、日本人の体型や好みを把握していて、日本語で注文できる日本のお店で注文できればベストなのですが、
以下の理由からかなりいい感じに条件が揃ってくれないと日本でスーツを購入するのが難しいです。
a) 季節によっては、欲しい生地が無い
今シンガポールに住んでいるのですが、熱帯性モンスーン気候のため、四季は無く常に高温多湿です。
基本的に30度近い日が続くので、冬用のスーツに出番はありません。
私服でもそうですが、日本に帰る季節によっては、シンガポールで着れる服が買えません。
b) スーツの直しや仮縫いが間に合わない
管理人の場合、出張で日本に帰る場合には1週間、休暇を合わせたとしても2週間が日本滞在の期間になります。
スーツを見て選んで、買って、直しをお願いして・・・、としていると時間が足りません。
(既製服なら間に合う場合もありそう)
オーダースーツの場合、仮縫いも含めて仕立てる時間が必要になるため、まず間に合いません。
一度、「海外配送をしてもらえるなら、仮縫いまで日本で済ませればスーツを仕立てられるんじゃないか!」と思って某オーダースーツのチェーン店に問い合わせましたが、残念ながら海外発送は対応していませんでした・・・。
国内の知り合いの家に一度届けてもらって、そこから海外まで送ってもらうというのは可能ですが、
スーツに傷やシミが出来た場合に責任の所在が分からなくなるためおススメしません。
(何かあった場合に、皆いい気持ちがしませんね)
c) 修復が必要な時や、体型の変化があった際の直しがすぐ出来ない
特にオーダースーツの話です。
「ジャケットの縫製がほつれてしまった!」、「最近お腹周りが苦しい・・・」という場合に、直しに出す必要があります。
街の直し専門店に頼んでも良いのですが、そのスーツを作ってもらった仕立て屋さんに直してもらう方が安心です。
海外に住んでいると、日本まで直しに持って行くのも一苦労です。
という事で、日本でのスーツ購入は諦めております。
次の記事からは、実際にイタリアの仕立て屋にフルオーダーのスーツを仕立ててもらった体験について書きたいと思います。
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